ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス・ホラー

予言の島

澤村伊智 (KADOKAWA)

装画は緒賀岳志さん。
稀代の霊能力者の“死の予言”に引き寄せられるように、瀬戸内海の小さな島に集まった人々。怨霊伝説の残る地で、惨劇の幕が開く──。
幅広い世代に訴求できる装幀を目指し、キーワードに「海」「島」「女性」「不穏さ」を設定。妖しい夕陽が照らす中、薄紅の軌跡を残しながら島へ向かう船に、物語性を感じます。
実は当初はより暗めの絵作りをしていただいていたのですが、エンタメ性を意識してコントラストを上げる調整などをお願いしました。
さらに、「島に何かがある」ことが装幀の時点でわかるように、装画の中に隠し絵を仕込んでいただきました。どこに仕掛けがあるのか、ぜひ探してみてください。
レイアウトはスタンダードな強さを求めてどすんと白抜きに。一文字だけ赤にすることで、不穏な印象をプラス。