ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

事件は終わった

降田天 (集英社)

装画はサイトウユウスケさん。

電車内で発生した無差別殺傷事件は、死者一名で幕を閉じた、はずだった。
事件に巻き込まれて人生が変わってしまった人々の「その後」を描く、苦くて切ない連作短編集。

作中では終わった「事件」のその瞬間を装画にしたい、というオーダー。緊迫感と臨場感溢れる現場を描き出していただいたものを、装幀ではあえてコマ割りをし、本文の「事件」についての抜き出しと合わせて配置しました。さまざまな登場人物に焦点を当てる見せ方となっています。
ショッキングな装画の全体像は、中扉でご覧いただけます。目次や章扉のデザインも担当しました。カバーのコマ割りのイメージを反映した、スタイリッシュなデザインに。