装画はHERさん。
「完全な犯罪」に魅惑された男、乗った船を破滅に追い込む美少年、男装の女スパイとの駆け引き……狂っているのは世界か、自分か。
追い詰められた人間の異常な心理を描き出す、後期傑作集。
先月刊行の『あやかしの鼓』と二冊揃いのデザインにすることを前提に、見せ方を検討。夢野作品の世界観を「今」の価値観で表現したいと考え、色使いやモチーフの組み合わせに鮮烈な印象のあるHERさんに装画をご依頼。作中のモチーフをさまざまに組み合わせ、美と狂気の迷宮のような夢野作品の世界観を、見事に描き出していただきました。
絵を枠でかこったうえでやや小ぶりに扱い、タイトル・著者名などの文字情報は両サイドに振り分けるデザインに。二冊が対になるよう、目を閉じた女性/目を開いた男性、背景色は黒/白をそれぞれセレクト。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当しています。



