
装画はケッソクヒデキさん。
父の遺志を継ぎ刑事弁護人の道を選んだ弁護士と、犯罪者を憎む元刑事の弁護士。ホストを殺した女性刑事の弁護を担当することになった二人は、容疑者の嘘の中に混ざる真実を見極めることができるのか──。
上下巻であることを活かし、主人公で対照的な二人の弁護士をそれぞれメインに据える構図に。一方で、背景はしっかり見せることにし、今作の主な舞台の一つであるさいたま地裁らしき建物を設定。建物はひと繋がりですが、上下巻で時間帯を変えて明暗のコントラストを強くし、「見えているものが違う」感を演出しました。
王道感のある明朝・白抜きタイトルのデザイン。縁の色はあえて装画になじむものをセレクト。「光と影」となることを強く意識した仕上げとしました。


