ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

刑事弁護人 下

薬丸岳 (講談社)

装画はケッソクヒデキさん。

二人の弁護士は、被害者の隠された過去を暴き、容疑者の嘘の理由を知る。辿り着いた真実は、哀しく残酷なものだった……。
構想17年、究極のリーガル・ミステリー。

上下巻であることを活かし、主人公で対照的な二人の弁護士をそれぞれメインに据える構図に。一方で、背景はしっかり見せることにし、今作の主な舞台の一つであるさいたま地裁らしき建物を設定。建物はひと繋がりですが、上下巻で時間帯を変えて明暗のコントラストを強くし、「見えているものが違う」感を演出しました。
王道感のある明朝・白抜きタイトルのデザイン。縁の色はあえて装画になじむものをセレクト。「光と影」となることを強く意識した仕上げとしました。