ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

動物城2333

荷午、王小和 著/島田荘司 訳/阿部禾律 下訳 (講談社)

装画は市川友章さん。

進化し人間から独立した動物たちが暮らす国の首都・動物城で、冷戦状態にある動物と人間の和平交渉に訪れた人間の大使が殺された。名探偵ブレーメンは謎を解き明かし、戦争を回避することができるのか?

作中で活躍する動物たちの肖像画が事件の舞台となるホテルの廊下に飾られている、という設定で装画をご依頼。表1と背の飾りのオーナメントに金箔を適用し、クラシカルさと不思議さ、寓話感が同居した美しい装幀となりました。
本表紙にもオーナメントのイメージを採用。黒×金で上品かつミステリアスな仕上げに。
本文フォーマットの作成や、目次などの付き物デザインも担当。全体のページ数が膨らみすぎないことを考慮して章扉は排し、また1ページに入れられる文字数を増やすために、造本はワイドとすることをお勧めしました。
目次などのデザインは装幀との統一感を重視しています。