装画は慧子さん。

SF史上最も恐れられた“予感の書”復刊。権力と嘘に翻弄されるディストピアの悪夢、ここに集成。

再軍備と徴兵制復活の恐怖を一般人の視点で描いたディストピア小説「軍靴の響き」から着想を得た装画。あえてこれまでの半村作品と離れたテイストの絵柄で復刊したく、慧子さんにご依頼。現実から宙に浮いたような悪夢感・マッドな不気味さのある仕上げをお願いしました。
装幀についても、これまでの半村作品とはイメージを変えたものにすることを目指しました。タイトルと帯には太めのゴシックを使い、黄色の枠を用いることで、全体の押し出しを強くしています。
帯にも絵を敷いて、くまちゃんが見えるように。これによってよりマッドさが際立つ仕上がりに。
口絵と本文付き物のレイアウトも担当しました。