合邦の密室 稲葉白菟 (原書房) 本格ミステリ的な要素と文楽の要素の融合が、特徴でもあり魅力でもある一冊。その魅力をどう見せるのがいいか検討した結果、複数の手による「操り」の空気を出すことで、カバーで文楽的なイメージを表現することに成功しました。金赤と黒という強い組み合わせに白抜きのタイトルで、店頭でも目立つ装幀になっています。