嗤う淑女 中山七里 (実業之日本社) 単行本に続いて装幀を担当。親本よりさらに怖い方向に振り切ったダウナーなカバーにしたい、というオーダーをいただき、写真を捜索。単行本の際にボツになったラフで「大口を開けて嗤っている女性」というビジュアルが印象的だったとお聞きし、そういう方向性を意識した案が採用となりました。タイトルにノイズを加えることで、さらなるおそろしさを演出。 避けられることの多い「エグさ」「怖さ」「不気味さ」を、あえて前面に押し出したカバーとなりました。