ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

地獄が口を開けている 上

ガード・スヴェン 著/田口俊樹 訳 (竹書房)

装画はサイトウユウスケさん。

おれとおまえは、同じただの獣(けだもの)だ
1980年代に起きた少女連続惨殺事件と同じ手口で、若い娼婦が殺された。自白により捕まった犯人は無罪なのか? そして、娼婦が死ぬ前に言い残した「エードレ・マリア」の正体とは?
すべての謎を解いた先に現れたのは、恐ろしい怪物の姿だった──

以前装幀を担当した『最後の巡礼者』の続編ということで、大枠のデザインは踏襲することに。
事件の加害者でもあり被害者でもある「女性」をメインモチーフとし、作中に登場する「地下鉄」を舞台に装画の見せ方を検討。動く電車に時間の流れを仮託しています。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当しました。黒を基調とした、緊張感漂うシリアスなデザインに。