装画は鈴木康士さん。
二十年前に死んだ美少女を偲んで孤島を訪れた人々を襲う惨劇。雪が降り積もった夏の朝に首なし死体が発見され、島の均衡が崩れていく。そしてもたらされる、メルカトル鮎のとどめの一言……。
鈴木さんにはいくつか案をご提案いただいたのですが、十字に切り裂かれた女性の顔のインパクトが非常に強い構図が採用に。装画から、孤島ものであるのが分かることも決め手の一つとなりました。
タイトルのレイアウト、実は先月刊行された『メルカトル悪人狩り』と揃えております。
インパクト大の装画は、目次のデザインでも使わせていただきました。