ジャンル|写真/コラージュ・ノンフィクション

大木毅監修・シリーズ〈人間と戦争〉4 戦艦 マレー沖海戦

マーティン・ミドルブルック&パトリック・マーニー 著/内藤一郎 訳/戸髙一成 監訳・解説 (早川書房)

1941年12月10日、日本海軍航空隊の索敵機は、イギリスの最新鋭戦艦プリンス・オブ・ウェールズと巡洋戦艦レパルスをマレー沖約50マイルにて発見した――。
日英両軍の資料を駆使して世紀の海空戦を克明に再現、海軍戦略を根本的に変えた2艦の最期を鮮やかに描く。

戦争ノンフィクションノベル名作を復刊する、シリーズ〈人間と戦争〉第2期の一作目。デザインを一期から一新し、「力強いイメージ」にしたいというオーダー。ビジュアルには実際の戦場などの写真を使うことを前提に、いかに迫力のあるレイアウトとできるかを課題にデザインに臨みました。
束幅のある本となるので、その重厚感も生かしたデザインを模索。赤をテーマカラーに設定し、黒や黄色など圧があり目立つ色を差し色的に使用。文字要素にメリハリをつけ、タイトルのインパクトを引き立たせています。
シリーズで棚に並ぶ際の存在感も強く意識し、背のデザインにも注力。