ジャンル|グラフィック・時代・歴史

太閤私記

花村萬月 (講談社)

太閤秀吉=猿というイメージが強いため、当初は猿をメインビジュアルにする案を検討。しかし、発想を変えて、あえてデザイン的なビジュアルで構成する案が採用に。戦国時代の時代性や秀吉を取り巻く女性たちを青海波や花の文様といった抽象的なビジュアルで表現し、その上に猿のシルエットを重ねて世を渡っていくイメージを具現化しました。和のモチーフを使いつつ、全体的な印象は華やかでモダンになるようまとめました。カバーの紙に質感の強いもの(岩はだ)を採用したことで、さらに雰囲気ある装幀に。