奇面館の殺人 下 綾辻行人 (講談社) 装画は喜国雅彦さん。 舞台はしんしんと雪が降り積もる館。タイトルの書体などはフォーマットがありますが、色味はぱっきりと目に飛び込んでくるオレンジを採用。雪はもちろん、著者名や「奇」の文字など、白の多い画面となりましたが、その分タイトルが浮き立ち装画との相性もばっちりです。上下巻としての風格も出せたのではないかとおもいます。