妖盗S79号 泡坂妻夫 (河出書房新社) おかしなトリックをくそ真面目に語り、正体不明の怪盗を真剣に追っている、不憫で奇妙な刑事コンビが印象的なユーモラスな作品。装幀には、そのコミカルでとぼけたイメージを活かすビジュアルを採用。あまりモダンな印象にならず、どこかにレトロさも漂うようなデザインを目指しました。