ジャンル|イラスト・時代・SF・ファンタジー

花村萬月 (光文社)

装画は皐月恵さん。

嵐の夜、南蛮船から発見された美しい赤子は、ドラキュラ一族の姫君だった。助けた男を「父」と慕う姫は、不思議な力で我々の知る「戦国史」を作り上げていく──。

妖しく美しい魅力に溢れた「姫」の姿にフィーチャーした装画を皐月恵さんにオーダー。満月や椿、血など「赤」が衣装的な装画を仕上げていただいたので、タイトルにも赤を使って大胆なレイアウトを。
画面を引き締めるべく、帯は下部を黒地に。
タイトルが一文字と短いため、棚差ししたときに目立つよう、背でも「姫」の文字を極力強調。
表紙や別丁扉でも、赤を効果的に使っています。美しい中に微かな血腥さの漂う一冊となりました。