21歳で南方に出征した水木しげるは、片腕を失いマラリアに苦しみながらも、過酷な戦場を生き延びた。子どもたちに向けたありのままの戦争の記録。
「娘に語る」というタイトルを受け、どこかあたたかみのある優しいデザインを目指すことに。
帯のネームも含め、どこかこちらに向かって語りかけてくるような印象のある一冊となりました。
目次や扉など、本文付き物のレイアウトも担当。淡々と事実を伝える、端正な印象のデザインです。


koichi sakano,welle design 2012