装画はyocoさん。

ロシア革命から逃げ延びた貴族たちが身を隠す〈死の谷〉で起こった密室殺人。さらに、巨大マンモスが蘇り……。
常識を超えた不可解な未解決事件を、名探偵・二階堂蘭子が時を越えて鮮やかに解き明かす！

蘭子が過去の事件に想いを馳せている状況をビジュアル化。手前に蘭子、背後にフレーミングされたシベリアの情景を描くことで、時間・場所のズレを表現しつつ、密室ものであることも示唆。
こちらからお出ししたアイディアを、yocoさんがロートレックのポスターのような素晴らしい構成に落とし込んでくださいました。
背景色は3パターンご提案いただいた中から、意外性のあるピンクを採用。「目を惹かれる」と満場一致での決定でした。タイトルはひとかたまりとして、目に飛び込んできやすいレイアウトに。
帯は装画を引き締める黒地の案が採用に。
本文付き物のレイアウトも担当。〈死の谷）らしき景色を背景とし、凍えるような空気感を。