ジャンル|ミステリー・サスペンス・写真/コラージュ

幻月と探偵

伊吹亜門 (KADOKAWA)

不審死を遂げた高級官僚、狙われたのは自分だと主張する元陸軍中将、その背後にちらつく関東軍の影と岸信介の暗躍……。大戦前夜の満洲を舞台に繰り広げられる、歴史本格ミステリー。

ミステリファン全般に届く、重厚感のある本にしたい、というオーダー。巨大な月と事件の舞台となるシャトーをメインモチーフに。過剰にクラシカルな印象になることを避けるため、「立ち入り禁止テープ」を模したようなデザインエレメントを、大胆に画面にかぶせました。
モダンさを追い求めた結果、画面全体を使った大胆なレイアウト案が採用に。
蛍光インクを使用したことでインパクトばかりでなく、画面の怪しさが増しました。