装画は佐久間遼さん。
「消えても仕方ないと思っていた、小さい野花のような、でも作者は気に入っている作品たち。幻想を愛する読者の手にとどきますように」
皆川博子偏愛の21篇を収録した至極の幻想・奇想小説集。
2013年に装幀を担当した書籍の新装版。装画は同じものを使用しつつ、デザインや造本を一新。「影」をより強く意識したデザインとなりました。加工にスカッフフリーを採用したことで、背景の黒にシャンデリアの光を受けたようなニュアンスが生まれています。ここでも「影」の説得力が増しました。
造本は、仮フランス装で天アンカットという仕様に。表紙にはタイトルや帯に合わせて赤を選び、カバーの黒とのコントラストを演出。
本文では新たに広告ページのデザインを担当しています。目次や扉などは、2013年版のデザインを踏襲していただきました。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス・ホラー