装画はyocoさん。

死者の魂が見える赤い左眼を持つ大学生・斉藤八雲。彼を怖がらない女性・晴香との出会いを描くシリーズ第一作。累計750万部突破、伝説のミステリーが全面改稿で再始動！

デザインフォーマットとして、各巻地面全面に「Y」「A」「K」「U」「M」「O」の文字を大きく配置し、文字の線分を分解して部分的にベタ面変換、オーバーレイ的に絵に載せる、という案が採用に。今後、巻が続くごとに「YAKUMO」がリピートしていくスタイルで、1巻目の本作では「Y」の文字を敷いています。色面には八雲の瞳の色である「赤」を採用。
タイトルの書体には「INITIAL FILE」シリーズで採用したゴシックを踏襲。「講談社版八雲」のアイコンとして設定し、単行本と文庫で横断的に書体を揃えることをご提案。メインタイトルの配置についても単行本・文庫で共通して横置きとしました。
装画は、あえてゴシック・ミステリアスさより、光や救いの面を強く見せたものにしてほしいとご依頼。明暗差を強く出し、八雲の赤い瞳を強調するような仕上げをお願いしました。