ジャンル|タイポグラフィ・ホラー

忌み地 屍

糸柳寿昭 福澤徹三 (講談社文庫)

「ああいうのを見ると、樹海で死ぬのはぜったい厭だと思ったね」

病院、トンネル、タクシー、公園、樹海……
怪異は、あなたのすぐそばにある。
身の毛もよだつ怪談実話集。

『忌み地 惨』で本文中のネームを抜き出し
カバーに散らすデザインとしたのですが、
「屍」ではさらにそのスタイルを発展させ、
ネームの組み合わせのみでカバービジュアルを構成することに。
カバーデザインを生かすためあえて帯表1にはネームを入れず、
カバーと同じデザインとした変則的な作りです。
どこか異様さを感じさせる装幀となりました。

目次のデザインも装幀を反映したものに。
黒地に浮かび上がるネームには、不気味さと不思議な臨場感が。