ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

忌名の如き贄るもの

三津田信三 (講談社)

装画は村田修さん。
降りかかる災厄をすべて実体のない名前に託す、忌名の儀式。その最中に起きた殺人事件に、名(迷)探偵・刀城言耶が挑む!

装画は村田さんにお任せ。作中の葬式の印象が強く、「生きた死体」のイメージで作成くださったとのこと。白が効いた、美しくも恐ろしい装画に。
タイトルの見せ方は、「刀城言耶」シリーズのものを踏襲。
編集さん曰く、本作は「刀城言耶シリーズで一番切ない話」。その切なさを帯で表現できないか、最後まで調整を重ねました。
表紙には、炎のイメージを。印象的な帯の惹句を彷彿とさせます。
炎のイメージは、本文のデザインでも繰り返し使用。本ごと焼かれ続けているような1冊になりました。