装画は旭ハジメさん。
学校を舞台にした怪盗もの。どこか歪んだ廊下にたたずむ生徒たちと、怪盗が「盗み」の現場に残して行く黄色のふせんを印象的に使った装画を描いていただきました。
怪盗を前面に出しすぎるとかわいらしい印象になるため、その姿はあっさりと描くに留めていただくことに。とはいえ、黄色を基調とした全体の色味の中、暗い廊下の奥に消えて行く姿の存在感は際立っています。
タイトルの書体は、かなり「怪盗感」を意識したセレクト。帯のレイアウトも動きのある雰囲気にして、カバーの印象と連動させました。