ジャンル|イラスト・ホラー

悪い月が昇る

海藤文字 (竹書房)

装画は大宮いおさん。

私には、正しい世界を取り戻す権利がある
事故に巻き込まれ心に傷を負った妻子のため、ひと夏を別荘で過ごすことを決めた男。子を攫う妖怪の伝承が残る地で彼を待ち受けていたのは、非情な現実と底知れない“悪意”だった。

作中特に重要なモチーフとなる「赤い月」「少女と男の子」を描くことを前提に、構図を検討。明らかに不穏な世界の入口であろう鳥居を潜ろうとする二人の姿を、煽りの構図で描いていただきました。
装画の全貌を見せるためタイトルは画面下部に配置し、帯にも載せる形に。
表紙や別丁扉は赤×黒で構成し、不穏な印象を補強しています。