すべて否定され尽くして唯一残った仮定があるなら、どんなにありそうもない事柄でもそれが真実なのです。
一夜のうちに、同じ場所で、二人の男が別々の銃で殺された。姿なき不法侵入者の正体に、南美希風が挑む。

シリーズ既刊の構成を踏襲したコラージュによるビジュアル。中心としたモチーフは表題作から取ったものが多いのですが、部分部分をシンメトリーな展開とすることで、もう一作の収録作「或るシャム双子の謎」の「双生児」のイメージも取り入れています。
目次や扉など本文付き物のレイアウトも担当。装幀のビジュアル要素をフルに活かしたデザインとなりました。