装画はナナカワさん。
前巻のポップさは抑え目にして、「量子人間からの手紙」というサブタイトルからイメージされる、理系ミステリ的な装幀とすることに。元アイドルの警察官僚・キックのキャラクターとしての魅力と、姿の見えない量子人間の不気味さを同時に表現することを目指しました。
よりミステリー色・警察小説色を強くしたいというご希望があったことから、全体のトーンを落としつつ背景に色をつけ、さらに量子(粒子)的なエレメントを加えて質感をプラス。数式と量子人間の目、タイトルの色味を明るくして、コントラストをはっきりさせました。