ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス・警察

捜査一課OB ぼくの愛したオクトパス

富樫倫太郎 (中央公論新社)

装画は田中海帆さん。
頑固なノンキャリ巡査長と拾ったタコを飼い始めたばかりの若手キャリア警部が、ときどきタコにアドバイス(?)をもらいながら、格差社会がもたらした哀しき事件に立ち向かう!
警察小説にチャーミングなタコのイメージをプラスした装幀にしたい、というオーダー。
刑事の二人とタコをいかに絡ませるかを検討しつつ、田中さんに構図をご考案いただきました。表4のタコと蛸壷という案も、田中さんにご提案いただいたもの。ワンポイントとして背にも登場しています。カバーに表紙に別丁扉、どこをとってもタコ推しです。
タイトルや帯には警察小説らしくゴシックを使いつつも、装画の印象もあってかどこか親しみやすく柔らかな雰囲気の装幀になりました。