救世主 水生大海 (光文社) 名古屋の栄で起きた男性殺害事件の容疑者として、技能実習生のカップルが浮上。刑事・暁は、「救世主」という言葉を残して消えた女性の行方を追うが、事件は思いも寄らない展開を見せ……。 事件の舞台となる名古屋の街と女性刑事の姿を組み合わせ、王道の警察小説らしい装幀を目指すことに。作中キーとなる傘が、ひとさじの違和感となっています。 タイトルは帯を貫通して大きく配置。端正な明朝を選ぶことで、王道感を担保。