ジャンル|イラスト・ホラー

文豪は鬼子と綴る

嗣人 (竹書房)

装画はホノジロトヲジさん。

大正九年、博多。
大人気作家・香月に気に入られた春彦は、学業と両立しながら彼の元で働くことに。人の死ぬ日時を言い当てる辻占いの巫女と知り合った二人は、不可思議な事件に巻き込まれていく──。

タイトル・著者名は短冊に収め、紙面の縁に寄せるスタイルとし、ある程度フォーマット性の強い見せ方をご提案。短冊は装画から浮き立つ配色とし、帯にもこのデザインを取り入れました。
装画は、ホノジロさんにご提案いただいた、円(丸窓)を効果的に使うスタイルを採用。円の内と外で世界が切り替わる印象があり、「あやかし事件簿」である本書にぴったりの絵作りをしていただきました。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当。カバー周りのデザインを落とし込み、耽美さ・繊細さを感じられる仕上げに。