ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

新 心霊探偵八雲 赤眼の呪縛

神永学 (講談社)

装画は遠田志帆さん。

明政大学の助教となった斉藤八雲は、「記憶」を失い「幻覚」に苛まれる男子学生・深水蘇芳に出会う。八雲は初めての弟子を光のもとに導くことができるのか?
心霊探偵の新たな物語が今、始まる。

水面の光と泡が美しくも儚く、強く透明感のある八雲の姿にマッチした装画。八雲の赤い瞳を見せることをなにより大切にしたい、ということで、赤以外の色彩を極力排した仕上げに。
タイトルの書体には「INITIAL FILE」シリーズで採用したゴシックを踏襲。「講談社版八雲」のアイコンとして設定し、単行本と文庫で横断的に書体を揃えることをご提案。メインタイトルの配置についても単行本・文庫で共通して横置きとしました。
八雲シリーズの新章であることが目立つよう、カバー・帯ともに「新」「新章」を赤字として強調。装画を全体的に暗めの仕上げとしていただいたこともあり、暗闇に光が射すようなイメージで、白抜きのタイトル案が採用となりました。
帯のレイアウトも何度も調整を重ね、こだわり抜いたものとなっています。目次や扉など、本文付き物のデザインも担当。黒を基調としたクールなデザインで仕上げました。