装画はケッソクヒデキさん。
第19回日本ミステリー文学大賞新人賞受賞作。ファンタジックかつダークで、現在のホラー小説の王道っぽい装幀にしたいというオーダー。
作中に登場する、光り輝く虫が大挙して空に昇っていくシーンを装画として切り取ることに。とは言え、虫をもろに出すことは避け、一見美しいながらも不穏さ・不気味さが出るような絵をケッソクヒデキさんにお描きいただきました。表1には遠景から見たところを、表4はより近くから見上げたところを。映像作品のオープニングのような雄大さがあります。
koichi sakano,welle design 2012