時を壊した彼女 7月7日は7度ある 古野まほろ (講談社) 装画は浅見なつさん。 事件の発端となる高校の屋上に立つ少女。そこに、満点の星が輝く天の川のイメージが重なります。レモンイエローのタイトルには星のような印象も。タイトルにかかるラインはロマンチックな流れ星のようにも、タイムリープを繰り返して時を切断する不穏さの象徴のようにも感じられます。