造形は土屋裕介さん。
生涯妻だけを描き続けた画家は、妻の死の翌日「堕ちる」という遺書を残して自殺した。二人の関係の真相を暴こうとする学芸員は、少しずつ闇に絡めとられていき……。
人間の悪意が溢れる瞬間を描き出した傑作短編集。
人間の黒い感情が溢れ出す闇落ちの瞬間を装幀で表現したい、というオーダー。土屋裕介さんの造形作品をお借りし、なにかに引き込まれるように転落していく人の姿をカバービジュアルに設定。
タイトル・帯ともに余韻を活かしたレイアウトが採用に。
扉や目次など、本文付き物のレイアウトも担当。ここでも「落ちる」をキーワードに設定したデザインとしました。
ジャンル|ミステリー・サスペンス・造形物