ジャンル|イラスト・時代・歴史

札幌誕生

門井慶喜 (河出書房新社)

装画は草野碧さん。

鎖国が終わり、近付いてくるロシアの脅威への砦とするため、蝦夷地の開発が始まった。その中心とすべく作られた街・札幌について、街の成り立ち、支える人材の育成、先住のアイヌの人々の思いなど、さまざまな観点から描き出した短編集。

北海道の広い大地に流れる石狩川を、雄大かつロマンティックに見せる装幀を目指すことに。「誕生」の晴れやかなイメージにふさわしい絵を、ということで、光の表現がお得意な草野碧さんに装画をご依頼しました。開拓使を象徴する赤い星が空に輝いているのもポイントです。
デザイン的には、王道・エンタメっぽさを強く出すことを意識。レトロな印象のある書体を採用し、時代感も演出。
本文付き物や見返し、特典の投げ込みなどのデザインも担当。