ジャンル|イラスト・ホラー

極楽に至る忌門

芦花公園 (KADOKAWA)

装画はなたりさん。

この土地はもう終わっちょります
山奥の小さな村に祀られた「ほとけ」は、近づく者の命を奪う怪異だった。生贄の子どもを喰らい続け力をつけた邪悪を、人間は鎮めることができるのか?

「怖い和風土着ホラー」という部分に焦点を当て、装幀を検討。「子どもの姿の邪悪で不気味なもの+正体不明の猿と石仏」を描くことにし、なたりさんに装画をご依頼。不気味さ・恐ろしさのなかに、美しさ・寂しさも漂う絵をリクエスト。
静謐さのある装画ですが、あえて勢いを感じるレイアウトの案が採用されました。タイトルの文字の線を微かにがたがたさせることで不安定さを演出し、ポップながらもホラーの装幀らしい怖さもあるデザインに。