撮影は安井宏充さんさん、モデルは泉はるさん。
文庫では珍しい、モデルさんにご依頼してビジュアルを撮り下ろした一冊。
作品の舞台が昭和の売春宿であることから、レトロかつ猥雑な風景が残る町を求めて、編集さんとロケハンに。歩き回った末にいくつか理想的な風景・路地を見つけて、のちほどカメラマンさんにあらためて撮影していただきました。
実は今回、モデルさんはスタジオ撮影し、町のビジュアルに合成。色調は暗めかつ褪色気味にして、昭和感と妖しい雰囲気を演出しました。背景を全体的に少しだけぼかすことで、人物のアウトラインが浮き立つようにしています。