ジャンル|ミステリー・サスペンス・写真/コラージュ

殺しの双曲線 愛蔵版

西村京太郎 (実業之日本社)

犯人は、双生児!
雪に閉ざされ陸の孤島と化した山荘で、招かれた六人の男女が次々と殺されていく。その頃東京では、双子による連続強盗事件が発生していた。一見無関係な二つの事件を結びつける衝撃の事実とは──。

愛蔵版ということで、資材の選び方や加工などで、いつもより豪華な造本を検討。事件の舞台となる雪山の質感を表現するため、カバーにはパール系光沢紙を採用。さらに、タイトルには赤箔を使って、美しさと不穏さを演出しています。
ビジュアルイメージの骨子は「双子」「雪」として、全体的にややクラシカルなテイストでデザインをまとめました。重厚さとスタイリッシュさを共存させ、時間が経っても古びないデザインを目指しています。
帯は、超豪華作家陣からの推薦コメントで構成。ゴージャスな並びをしっかり見せるべく長帯としました。スタンダードなデザインで、「愛蔵版」らしい風格を出すことを意識しています。
本文フォーマットの作成や、目次などの付き物デザインも担当。