ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

殺竜事件

上遠野浩平 (講談社)

装画は鈴木康士さん。
竜の瞳や水晶を想起させる不思議な球が複数浮かび、中央の球には今作の内容を端的に表す景色が投影されています。よく見ると背景には地図が敷かれており、上部から睥睨し、すべてを理解しているようにも見えるEDが印象的。画面から作品の世界観が立ち上ってくるようです。
タイトル書体は、繊細な明朝体なども検討の俎上に上がりましたが、強さを重視したこちらの案が採用に。文字を斬る処理をすることで、作品の雰囲気が読者に一目で伝わりやすくなっています。