写真はDaniel Berehualkさん。
東日本大震災が人々の心に与えたトラウマと余波に迫る一冊。装幀の方針について、当初は「前向きにこれからどうするかを考えるときに手にとって欲しい本」ということから、タイトルの持つ強さを活かすシンプルなデザインも検討。しかし、最終的には静かな中にも「鎮魂」の意思を強く感じる案を採用することとなりました。とはいえ、タイトルの印象を強く押し出すデザインは当初のイメージに近いかと。
帯は黒地としてカバーとのコントラストをつけ、言葉を真摯に届けられるようなレイアウト、書体の選び方を意識しています。