装画はケッソクヒデキさん。

どうして俺がこんな貧乏くじを？
突然畑違いの総務部に異動させられ、会社の解散と清算を任されることになった畑井。ある日、2億の入った通帳と共に部下が失踪し、元同僚同士の殺人事件が発生する。巻き起こる混乱の中、畑井は真相にたどり着くことができるのか？

企業小説的な印象の装幀が希望だがそこに不穏さをプラスしたい、というご希望を受け、見せ方を検討。「空のオフィスに男が一人佇む」という構図をイラストで見せることとし、ケッソクヒデキさんに装画をご依頼。がらんとした部屋に残された金庫に向かって伸びる男の影が印象的な構図をご提案いただきました。
著者の既刊のイメージに合わせ、タイトルは白抜きで大きく見せることに。
帯は黒地に黄色として、さらなる不穏さをプラス。
扉や目次など、本文付き物のデザインも担当。黒地に大きく文字をあしらい、不穏さと緊張感の漂うデザインに。