ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

灰色の評決

犬塚理人 (二見書房)

装画は金子幸代さん。

裁判員裁判がきっかけで知り合った恋人が、プロポーズの返事を保留にしたまま失踪。その裏には、死刑判決を下した相手の冤罪疑惑が。恐るべき事件の真相が、解き明かされていく……。

リーガルミステリということで、裁判員裁判中の法廷の様子を描いていただくことに。タイトルの「灰色」の印象を落とし込む形でシリアスにまとめていただきました。
デザイン的にも、タイトルの一部をぼかしたりすることで曖昧な「灰色」感を演出。
コート紙に4色+銀インクで印刷し、マットPP加工で仕上げています。銀を先刷りしたことで不思議で迫力のある質感が生まれました。
扉や目次といった本文デザインも担当。こちらも黒と灰色を中心に、シリアスで重い印象のデザインに。