装画は石松チ明さん。

まったく、世の中はチョロイ
欲望のままに生きる男、虐げられ復讐を誓う女……複雑な愛憎渦巻く、ミステリ短編集。

作品を拝読したところ、女のせいで破滅する男が印象的だったため、装幀では「悪女」の姿を見せることをご提案。時代性を意識し、レトロかつクラシックな絵が理想的ということで、石松チ明さんに装画をご依頼。
ショッキングさとインパクトの両立した装画を活かすべく、シンプルながら不穏さの漂うデザインに。
目次や扉など、本文付き物のデザインも担当しています。黒を基調に、装画の要素を印象的にちりばめたデザインとしました。