装画は大矢正和さん。
ノベルス版の重厚感のある中国歴史小説雰囲気に対して、文庫版では魅力的なキャラクターを全面に押し出した軽快で親しみやすい装幀にしたいというオーダーをいただき、イラストレーターさんを捜索。シンプルな線と色使いで、全年齢層が手に取れる安心感のある大矢さんにご依頼する運びとなりました。
キャラクターの配置などの最終的な調整はこちらにお任せいただき、タイトルの置き方をテストして、最適な見せ方を探りました。結果、タイトルがストレートに目に入りやすく、キャラクターも大きく扱える、タイトルセンター案が採用に。
背景にはテクスチャを敷く案などもありましたが、人物全体に色を伏せ記号性がついたキャラクターの個性を最大限活かすため、最終的にシンプルな白地となりました。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス・歴史