ジャンル|イラスト・時代・歴史

異聞浪人記

滝口康彦 (河出書房新社)

装画はヤマモトマサアキさん。
武家社会の悲哀を描く短編集。組織の犠牲となって孤立した影のある武士の姿を装画にしたいというオーダー。作中で描かれる衆人環視の中で切腹するシーンを描いていただくことに。まったく凄惨な雰囲気はないながらも背後に居並ぶ武士の四つ首が浮かび上がることで、緊迫感と異様な雰囲気が。レイアウトはこの並びを阻害しないことに注力しました。