装画は建石修志さん。
猟銃を持った殺人犯が、妻を人質に我が家に立てこもった。警察を出し抜いて犯人と交渉を進める夫の秘密とは──？　驚愕の北村マジックが炸裂する、二度読み必至の大傑作本格ミステリ。
登場人物たちに見立てたチェスの駒をモチーフとした、端正かつ美しい装画。波紋の浮かぶ水面と差し込む一条の光は何を暗示しているのか…。ぜひ本書を読んで、想像してみてください。
新装版ということで、全体の印象が旧版と違ったものになることも意識しています。
贅沢なことに、章扉用のカットとしてチェスの駒を描き下ろしていただきました。全体を通じて「チェス」のイメージに重きを置いたレイアウトをしておりますが、少しずつデザインを変えているので、是非本をお手に取ってご確認ください。