装画はいとうあつきさん。
猟奇殺人犯「真夜中の解体魔」に婚約者を惨殺された救急医の元に、容疑者の少年が運び込まれる。
冤罪を主張する少年の正体は、天使か、悪魔か──。2人は協力して真犯人を炙り出そうとするが……。
タイトルの「マリオネット」をキーとしたビジュアルにしたい、というオーダー。テーマカラーは「赤」というご希望だったので、この2点をベースに装画をいとうあつきさんにご依頼。
マリオネットの「糸」には「蜘蛛の巣」のイメージも仮託されており、絡め取られたのは誰なのか、という想像力をかき立てられます。
中心部が強い構成の装画を生かし、シンプルに視線を集めやすいデザインを検討。タイトルや著者名は白抜きとしてコントラストを利かせ、店頭効果を狙いました。
帯は黒×黄色で文字が面で目に飛び込んでくるように。ワッペンだけに青を当て、浮き上がって目立つことを目指しています。
ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス