ジャンル|文芸・イラスト・歴史

真実の航跡

伊東潤 (集英社)

装画は久保周史さん。

太平洋戦争中に起きた、海軍による捕虜大量虐殺事件。BC級戦犯の弁護を担当することになった若き弁護士は、法律だけを頼りに圧倒的に不利な裁判に臨み、真実を解き明かそうとするが──。

「法廷ものの人間ドラマ」であることを強調した装幀にしたい、というオーダー。軍艦を背に軍人と弁護士の姿を描くことで、戦犯法廷ものかつ熱い人間ドラマだとひと目でわかる装画を仕上げていただきました。
デザインは重厚かつ濃密な装画に合わせたものに。
本文デザインも担当しています。文字のみのシンプルな、けれど堂々とした構成に。
こちらに迫ってくるような迫力を感じる一冊となりました。