ジャンル|イラスト・ミステリー・サスペンス

神薙虚無最後の事件

紺野天龍 (講談社)

装画は青依青さん。

名探偵は、たとえ誰かを不幸にするとしても、謎を解かざるを得ないんです。

多重解決&作中作ミステリの新たな金字塔がここに誕生!
ネット黎明期、捏造が判明して大炎上した名探偵・神薙虚無。彼が残した「最後の事件」に、現代の名探偵たちが挑む。

装幀は王道のキャラミステリ路線を目指すこととし、装画を青依青さんにご依頼。「最後の謎」に登場する館が燃える様子を背景に、名探偵たちに「謎」を持ち込む唯の姿を描いていただくことに。
作中作も重要な要素なので、広げた手の上に置くモチーフには本をセレクト。
一筋縄ではいかない内容を反映するように、タイトルは斜めに傾けたレイアウトに。白抜きとすることで画面から浮き立つ効果を狙っています。
帯にもイラストを敷きつつ、ネームも推薦コメントもしっかりと読めるデザインを目指しました。
表紙にはなんと青依青さん描き下ろしの別バージョンのイラストを使用。神薙虚無が主人公である作中作の装幀のようなイメージ。
モチーフや画面の構成などは、装画を意識したものに。装画と表紙画の対比、とても美しいです。
目次や扉など、本文のデザインも担当。ミステリらしく黒を基調とした中に装画の要素を散りばめつつ、一貫してカバーのレイアウトを意識したデザインとなりました。