1742年、沈没したと思われていたウェイジャー号の生存者が、ブラジルの海岸に漂着した。彼らは英雄となるが、半年後、もう一組の生存者が現れたことで状況は一変。両者の主張は真っ向から対立し、真実は軍法会議で明かされることになるが……。

ノンフィクションではあるが、冒険小説を読むようなわくわく感もある作品。原書と同じ絵を使い、タイトルを大きく見せて、店頭で強く目立つことを意識したデザインに。表4に漂う船にも物語性が感じられます。
見返しにはウェイジャー号の航路など地図を印刷。
本表紙と別丁扉には装画の要素を使用。赤い紙に刷られた嵐に翻弄される船には、大きな絶望感が感じられます。